キャンプでひたすら料理するのが楽しかった
この記事は ふしみ Advent Calendarの6日目です。
ひたすら料理するキャンプがやりたくなったのでやってみた。作った料理の記録がてらレポートを書いてみる。ちなみにキャンプは初めてです。
場所は山梨県の道志の森キャンプ場。
キャンプ未経験なのでいろいろと調べた結果、安くて焚き火ができるフリーサイト (区画のない) のキャンプ場ということで選んだ。圧倒的広さと自由な雰囲気が特徴らしい。事前の支払いすら必要なく、適当にテントを張っていると係のお兄さんが原付で代金を回収しにくるというラフなスタイルであった。
野山に囲まれた場所で、焚き火のための枝も無限に集めることができる。 大人5人がかりで小一時間集めて相当な量が集まった。
作ったもの
ソーセージ
事前にひき肉とスパイス等を混ぜ、腸詰めできる状態にしたものを持っていった。
写真は家での実験の様子。
ソーセージ作りに必要なのは基本的には口金と腸の2つのみ。口金、絞り袋は製菓用のものでも利用できるらしい。
田中糧機 ソーセージ用口金セット(絞り袋付き) ウィンナー用 №3100 真鍮メッキ、綿布、樹脂加工 日本 WKT50100
- 出版社/メーカー: 田中糧機製作所
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現地でみんなで腸詰め。これをグリル台で焼いたり、次に登場する燻製器で燻製したりして食べた。
ちなみに、スーパーで入手できる材料でソーセージを自作すると、どうしてもボソボソとしてしまう。これはこれで手作り感があってよいのだけれど、もし流通しているものに近いプリっとした食感のソーセージを作りたいのであれば、「リン酸塩」を使うことをおすすめする。
今回はリン酸塩あり・なしでの食べ比べを行ったが、無添加のものはツナギのないハンバーグのような食感でどうしてもボソボソ感が目立ってしまった。
リン酸塩のみを小売してくれる業者はなかなかないが、ソーセージ用に使われる添加物をミックスしたものならここで入手できる。手作りなら量も調整できるのでお好みのプリプリ感を追求していただきたい。
絞り袋から絞る作業はなかなかの力仕事なので分担しながら頑張ろう。
燻製
手軽なアウトドア燻製器といえばSOTOのスモークハウス。
今回はベーコンや煮玉子、そしてソーセージなど大量の燻製したいものがあったのでダンボールで大きな燻製器を自作した。
分離式のバーナーを中に入れてステンレスボウルに入れたチップを加熱する仕組み。中でダンボールのボディに引火しないよう底面と側面にアルミホイルを貼り付けておくのがおすすめ。
定番のチーズ・煮玉子に加えて手羽先・ベーコンも作った。
ベーコンは1週間ほど前から塩漬け→塩抜き→乾燥する必要がある大物。頑張った甲斐のあるおいしさであった。
興味のある人はここらへんの記事を参考にぜひやってみてください。自家製ベーコンは少し薄味に調整して作ると厚切りでバクバク食べられてよいですよ。
ピザ
当初は本格的な石窯設備のある山伏オートキャンプ場を検討していたのだけど、予約が取れなかったので、こういう簡単なピザ焼き器を使ってピザを焼いた。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ ピザ グリル&ファイアースタンド UG-2900
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4-5人分のパーティサイズのピザにちょうどいい。上に炭を載せるとカリッと仕上がっておいしいらしい。
薄力粉を忘れるという大失敗があったが、目を離しているすきに強力粉100%なのにおいしいピザが完成していた。ありがとう。
ダッチオーブン
今回借りた装備の中では一番大活躍した。鋳鉄のずっしりした鍋で、煮物のほか無水鍋のような蒸し焼きも得意。
これはスペアリブバーベキュー、オレンジソース。オレンジマーマレード・醤油をベースにしたタレに漬け込んだスペアリブを根菜と一緒に蒸し焼きにするだけ。すばらしくうまい。レシピは適当に検索してくれ。
ソーセージと手羽先の燻製の残りを焼いてみたりもした。
ダッチオーブン、最初は鉄フライパンのように焦げ付きやすいイメージだったけど、厚い鋳鉄でできているのでその心配はないらしい。むしろ蓋を開けずに放置するのが正しい調理法。
ガーリックチップス
もともとは『山と食欲と私』で紹介されていた凶悪な料理。
作り方は簡単。ニンニク・唐辛子・生タイムをオリーブオイルで揚げ、堅揚げポテトと和える。焚き火台がダッチオーブンでふさがっていたのでネイチャーストーブで。
昨日デイキャンプで食べた堅あげポテトのにんにくオリーブオイル唐辛子和えが凶悪に美味しかったけどデブ待ったなしだしハマるのがこわくて自分で作れない。葛藤 pic.twitter.com/DbuIZlb8MI
— _junk_0 (@_junk_0) November 5, 2018
薪焼き
作ってもらったのでレシピはよくわからないけど美味しかった。ワイルドな肉料理が多いので、スーパーで生のタイムを見つけたら一房買って持っていくと役立つ (成城石井やプレッセなどに置いている)。
そのほか
パエリア。学芸大学のハナマサで見つけた鍋つきのパエリアキットを使った。
こいつに限らずキャンプでは使い捨ての容器付きの料理キットが活躍する (アルミ容器付きの鍋セットとか、ポップコーンキットとか)。
豆を挽いてコーヒーを淹れてみたりもした。コーヒー関連のものは割れ物が多くて持ち運びが怖かった。
じゃがチーズバター。アルミホイル大活躍。ハナマサで業務用の50mのものを買って持っていくべし。
他、コーンバターごはん、焚き火で溶かしたマシュマロをビスケットで挟んだ「スモア」などなど。
料理以外のアクティビティはあまり用意していかなかったので、やることがなくなって暇にならないか若干心配していたのが、むしろ品数が多すぎて忙しいくらいだった。料理だけでしっかり楽しめた。
次のふしみ Advent Calendar は「最近やばいと思った人を3人紹介する」です。お楽しみに。